【超閲覧注意】南京リッパー事件の遺体の写真がグロすぎる!?検索してはいけないと言われる理由とは?

南京リッパー事件 未分類

南京リッパー事件とは、1996年1月19日に中国の江蘇省南京市で発生した遺体損壊遺棄事件のことです。

被害者は南京大学に通っていた女子大生で、激しく損壊した姿で発見されました。

遺体の写真が超閲覧注意と言われているうえに、事件から27年が経過している今もまだ犯人が見つかっていません。

南京リッパー事件がなぜ起こったのか、そして犯人と言われる人物は一体誰なのかを徹底調査しました。

【閲覧注意】南京リッパー事件とは?遺体がミンチ状になっていた?

この事件は、検索してはいけない言葉としても有名で、中国で実際にあった未解決事件です。

被害者の遺体がかなり細かく切り分けられていたことから、イギリスの切り裂き魔ジャック・ザ・リッパーになぞらえて南京リッパー事件と名付けられました。

未解決事件・南京リッパー事件とは?

1996年1月19日の南京市、雪の積もった華僑路近くで作業をしていた清掃員が、茹でて調理されたと思われる豚肉が詰まった袋を見つけました。

彼はそれを家に持ち帰り、食べるためにその肉を洗いました。

彼の家庭は貧しかったため、こうした食べ物を持ち帰って食べることがあったようです。

ところが、豚肉だと思っていた肉片の中から人間の指が3本出てきたことから警察に通報し、事件が発覚しました。

被害者の貂愛清さん(チョウ・アイチン。以下チョウさんと呼称)は、南京大学に通う19歳の女性でした。

【写真あり】南京リッパー事件の遺体は2000個以上に刻まれていた?

通報を受けた警察は付近を捜査し、他の2箇所から同じように袋に入った肉片をみつけました。

専門家によって分析された結果、その肉片は9日ほど前から行方不明になっていた南京大学のチョウさんであることが判明したのですが、その特定は極めて困難でした。

おぞましいことに、チョウさんの遺体は2000個以上のパーツに刻まれていたのです。

内蔵や骨、衣類や身体の他の部分などが細かく切り分けられていたことから、犯人は生物の解体に手慣れている人物ではないかと推測できます。

これらのことから、医師、肉屋、料理人、猟師などが犯人の候補に上げられました。

遺棄された袋の中から火薬の残留物が発見されたことにより、犯人は狩猟の経験がある可能性も出てきました。

また、遺体を分析した結果、切断に使われたのは鋭利なメスやノコギリなどではなく、肉切り包丁のような刃物であったことがわかっています。

実際に最初に遺体を発見した清掃員は、人の指が出てくるまで豚肉だと思っていたということなので、かなり綺麗に切り分けられていたということになります。

更に警察が遺体を調査した結果、チョウさんは亡くなる3、4日ほど前から拷問を受けていたことが判明しています。

チョウさんの死因ははっきりしていませんが、発見された頭部や残された身体の部分に大きな外傷がないことから、首を絞められたか切断されたのではないかとされています。

南京リッパー事件の被害者は19歳?事件までの足どりは?

被害者のチョウさんは、1976年に江蘇省江堰市申高鎮の農家で生まれた当時19歳の女子大生です。

彼女は南京大学の鼓楼キャンパス情報管理学科現代秘書・マイクロコンピュータ応用専門社会人教育出前授業専科に在籍し、その近くにある寮で暮らしていました。

事件の直前の1996年1月7日に、かつての同級生数人と夕食に招かれ、翌日大学に戻りました。

その2日後の9日、チョウさんは一日大学を休んで地元から来た友人と一日を過ごしています。

翌日の10日、チョウさんは体調不良のため夕方まで部屋で休んでいたということでした。

しかし、午後5時頃、チョウさんは赤いコートを着て寮を出るところをクラスメートに目撃されたのを最後に行方がわからなくなってしまったのです。

失踪した日に、ルームメートがこっそり使っていた電子レンジの使用が教員にばれてしまい、チョウさんも連帯責任があるということで、罰金を支払わされるという経緯があったのです。

そのため、クラスメートたちもチョウさんが気分を害して、単に家に帰ったのだろうと気楽に捉えていました。

失踪から5日後に大学では試験が実施されましたが、チョウさんは姿を現さず、大学側はチョウさんの実家に問い合わせをして、帰宅していないかどうかを尋ねましたが、チョウさんは実家にもいませんでした。

何故かこのとき家族もあまり不審に思っていなかったようで、警察へ届け出たりはしなかったとのことです。

被害者の住んでいた寮の環境は悪かった?

彼女が暮らしていた寮はあまり環境がよいとはいえず、当時も電気が供給される時間が決まっていたり、お風呂も水しか出なかったという関係者の話があります。

何部屋かは旅館のように外部の人に貸し出されていたり、別の学部の学生が宿泊していたり、学生たちの親が南京市に来たときに宿泊していたりと、かなり多くの人が出入りしていました。

そのため、管理はあまり行き届いておらず、チョウさんが外に出かけても誰も気に留めたりしない環境でした。

南京リッパー事件の容疑者4人!犯人は知り合いの可能性も?

南京リッパー事件の捜査は大々的に行われ、その結果何人かの容疑者が捜査線上に現れています。

しかし、2024年現在でも犯人は未だに逮捕されていません。

果たして犯人はチョウさんの知り合いだったのか、それとも行きずりの無差別な殺害だったのか、掘り下げていきます。

南京リッパー事件の犯人は被害者の友人?

チョウさんは南京市の出身ではなかったことと、まだ1年生だったこともあり人間関係があまり知られておらず、それが捜査を難航させることになります。

彼女は非常に内気で、人付き合いは苦手だったため友達もあまりいませんでした。

前述したとおりチョウさんは失踪当日は体調不良を訴えて休んでいましたが、南京市の夜の気温は0度近くであり、体調不良だったチョウさんが、なぜ外出をしたのかわかっていません。

交友関係も狭く、体調も悪かったチョウさんがでかけたのは、前日の9日に地元から来ていた友人などの、ごく親しい関係の知り合いに会いに出かけた可能性があります。

南京リッパー事件の容疑者4人!犯人は誰?

南京リッパー事件の犯人候補は4人挙がりました。

4人ともに関連性がバラバラで、特徴もそれぞれ異なることから、かなり広い範囲での操作が行われていたことがわかります。

容疑者①逃走した人物

事件後、警察は一人の男性を華僑路で職務質問をしています。

しかし、この男性は質問中に逃走し、西にある路地の先の住宅地へ姿を消してしまいました。

それ以降彼を発見したというニュースは見つかりませんでした。

容疑者②黑弥撒(黒ミサ)

事件から12年後の2008年、中国のネット掲示板に「黒ミサ」というハンドルネームを使って、この南京リッパー事件についての考察が書き込まれました。

黒ミサは事件のすべてを明らかにするといい、犯人は遺体の解体に手慣れている医師、屠殺人(食肉用の牛や豚、馬などを解体する専門の職業)などではないかと書き込みました。

更に黒ミサは、遺体の処理状況についても触れています。

遺体が2000個近くに切り分けられていたこと、内臓などが一部煮込まれていたこと、腸組織は折りたたまれてカバンに入っていたという情報に、当時のネットユーザーは沸き立ちました。

犯人のプロファイリングについて、黒ミサは30歳くらいの男性で文化的な教養があり、医学的な知識を持っていると書いています。

そして犯人とチョウさんの接触についても大胆な推測をしていました。

当時はまだ洋楽やロックのCDなどは流行っていませんでしたが、チョウさんがこれらの音楽に興味を持ち、CDショップに通う内に犯人と知り合ったというのです。

このような具体的な書き込みは、逆に黒ミサが犯人なのではないかと思わせるものでした。

黒ミサという名前がサタン崇拝者の儀式であることから、ネットユーザーたちは黒ミサが事件の関係者であるのではないかと疑い、自首をするように求め始めました。

このニュースはネットだけでなく新聞にも取り上げられたことで、大きな話題となりました。

しかし、この後黒ミサの書き込みは一週間ほどで公安当局からの要請を受けた運営が削除しています。

黒ミサの正体については、当時事件を担当していた警察官の父から話を聞いた息子が、南京リッパー事件に興味を持って掲示板に書き込みをしたという説もありますが、これが真実なのかどうかは判明していません。

実はこの黒ミサが書き込みをする前年の2007年に、十六茶というユーザーが遺体が細かく刻まれていたことや、加熱処理されていたということを掲示板に書き込んでいました。

当時はバラバラ殺人事件が起きたということは伝えられていましたが、遺体の詳細については誰も知らされていなかったため、十六茶が何故それを知っていたのかは不明です。

容疑者③中国版切り裂きジャック

2016年の8月29日、中国の警察当局はガオ・チェンヨンという男性を逮捕したと発表しています。

彼は中国版切り裂きジャックと呼ばれ、過去30年間に渡って女性11人を殺害したとされており、1988年から2002年の殺人事件について自供しました。

ガオ・チェンヨンは赤い服を着た女性の後を選び、家までつけていった後性的暴行を加えて殺害したといいます。

また殺人についても、バラバラにしたり喉をかききったりと残酷な手段を用いたことも認めています。

チョウさんが赤いコートを着て出かけたということと、南京リッパー事件が1996年の出来事ということから、このガオ・チェンヨンが犯行に及んだ可能性もあるかと思われました。

しかし、彼が主に犯行を行っていたのは南京市とは千キロ以上も離れた甘粛省と内モンゴル自治区であるため、関連がある可能性は低いでしょう。

容疑者④江蘇省徐州市に住む男

最近逮捕された28年前の殺人犯が、南京リッパー事件の犯人の可能性も考えられます。

2020年、新型コロナウイルスがの感染拡大が深刻化し、中国でも各地でPCR検査が行われていました。

その中から、28年前の強姦殺人事件の容疑者と酷似した検体のDNAが見つかったのです。

この事件の容疑者は、1992年3月20日に南京医科大学に通う四年生の女子大生を、強姦し殺害したあとに下水道管に遺体を押し込むようにして遺棄し、逃亡していました。

警察は似顔絵を作成し聞き込みを行いましたが、犯人を特定することができないまま28年が経過してしまったのですが、思わぬ形で容疑者を特定することができたのです。

この江蘇省徐州市に住む男が南京リッパー事件に関与しているのかどうかは、現在も調査中です。

南京リッパー事件の犯人は現在も不明?

2024年現在も南京リッパー事件の犯人は逮捕されていません。

監視カメラやインターネットもまだ普及していない時代であるため、警察の捜査も今のように素早く情報を絞り込むことができませんでした。

すでに事件から20年の起訴期間は過ぎており、逮捕されたとしても起訴されることはありません。

しかし、警察当局は今でも犯人究明のために捜査を続けています。

19歳の女性は何故殺されたのか?

南京リッパー事件は、現代であればもう少し事件の真相に近づけたのではないかとされています。

現代は市内のあちこちに監視カメラがあり、インターネットも普及しているからです。

今もなお警察は事件を捜査し、起訴はできなくとも犯人を見つけると表明しており、一日でも早い事件の解決と、真相がわかるよう祈るばかりです。

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