皆さんは「ひよこ」についてどんなイメージを持っていますか?
恐らく多くの人が、小さくて可愛らしい、微笑ましいといったイメージを想像することでしょう。
しかし、「ひよこミキサー」という検索してはいけない言葉が存在するのです。
言葉の意味については、考えたくはないにせよおおよその予測も出来てしまうでしょう。
本記事では、なぜ「ひよこミキサー」という言葉が生まれたのか、またひよこミキサーの動画が見れる方法を徹底調査しました。
ひよこミキサーとは?「検索してはいけない」のはなぜ?
「ひよこ」と「ミキサー」、どう考えてもミスマッチな言葉ですが、検索してはいけない言葉として知られています。
ひよこミキサーとはどのような意味の言葉で、想像通りなのでしょうか。
もし猟奇的な理由からであれば、動物愛護の観点から事件になってもおかしくないですよね。
ひよこミキサーが行われた、衝撃過ぎる理由から調査しました。
ひよこミキサーはなぜ行われる?
ひよこミキサーとは、その言葉の通り、ひよこをミキサーに入れることです。
想像するだけでゾッとしますよね。
信じられないかもしれませんが、そのような残酷なことをすることにはある理由があるのです。
オスのひよこに価値がないから
鶏は食肉用の種類と卵を産んでもらう種類が異なります。
卵を産んでもらう鶏は、当然ながらメスでないといけません。
しかし、卵を産んでもらう目的で鶏を繁殖させても、メスばかり生まれてくるとは限らず、オスも生まれてきます。
そのオスたちは卵を産むことができず、種類が異なるので食肉用になることもできません。
また、大量に生まれる卵も肉も取れないオスのひよこたちを飼育すれば、莫大な飼育料だけがかかってしまうことになります。
そのため、オスのひよこたちはミキサーによって効率的に処分するという方法が取っている工場畜産もあったようです。
命を奪うことに変わりはないので賛否のあるところですが、人が大量の卵を消費するには、このようなことを行わなければいけない側面もあることも知っておかなければなりません。
ひよこミキサーはその後どうなる?
ひよこミキサーは卵も肉も取れないオスのひよこを処分するための方法なので、その後は基本的に廃棄されることになります。
つまりひよこミキサーは事件等ではなく、人間の食のための必要な工程の1つだったのです。
ひよこミキサーは「検索してはいけない言葉」
日本でひよこミキサーが有名になったのは、工場畜産で行なわれているひよこミキサーの様子を隠し撮りしたような動画が出回ったことがきっかけでした。
その様子はあまりにもショッキングな映像であったため、ひよこミキサーは「検索してはいけない言葉」の1つとなりました。
また工場の映像だけでなく、覆面を被った集団が好奇心でひよこをミキサーにかけるという怖い動画がアップされていたこともあります。
ミキサーのスイッチを入れると、一瞬でミキサーが血に染まる様子は非常にグロテスクであり、多くの人がひよこミキサーを「検索してはいけない言葉」として認知するきっかけとなりました。
工場での殺処分は人として考えられる側面もあることに対して、遊びでひよこの命を奪ったこの動画には非常に多くの批判が集まったようです。
ひよこミキサーは日本で行われている?
海外と比べると、日本ではあまり殺処分の方法について情報が流れておらず、畜産動物に関する法律の規制も緩いこともあり、オスのひよこに対する対応は工場によってそれぞれのようです。
しかし、日本でも卵の消費量が多いことから、多くのメスの鶏が必要であり、同じように日本の工場でもミキサーによる処分を行っているところもあると考えられます。
また、コンテナの中にオスのひよこや孵化した卵のからなどをどんどん放り込んで、下のひよこを圧死や窒息死させるという方法が取られているとも言われています。
ただし、ひよこが苦しまないようにガスや薬などを使ったり、命を無駄にしないために冷凍され、他の動物(猛禽類など)の餌にするなどの対応をしている工場もあります。
各国でひよこミキサーを減らす取り組みも!
ミキサーによる動物の殺処分は残酷であるため、方法を見直す動きが世界で広まってきています。
いくら人の食生活を守るためとはいえ、ひよこをミキサーで殺処分する方法は倫理的に問題があると考えられるようになりました。
そのため、殺処分には薬やガスなどで動物たちが苦しまないように配慮し、ひよこなどの一部の動物は動物園の動物たちの餌として活用されている事例も出てきています。
ひよこミキサーを見る方法は?
ひよこミキサーは動画がきっかけで有名となりました。
検索してはいけない言葉として閲覧注意とされていますが、その動画は今でも見ることはできるのでしょうか?
閲覧方法について調査しました。
ニコニコやYouTubeでは見れない?
ひよこミキサーは内容の残酷さから、YouTubeやニコニコなどの大きな動画共有サイトでは削除されて、基本的に見られないようになっています。
タイトルにひよこミキサーと付くものもありますが、タイトルで視聴者を引き寄せるいわゆる釣り動画であったり、ひよこミキサーの解説動画であったりなどして、オリジナルを見ることはできません。
しかし、オリジナルは見れないですが、個人サイトや海外サイトなどを探せば保存された動画がアップされている可能性はあるでしょう。
ただし、ショッキングな映像を観たり、よくわからないサイトにアクセスなどによって起こるリスクについては自己責任となります。
実際にひよこミキサー事件を見た人の感想は?
ひよこミキサーは見れないようになっていますが、「過去に見たことがある」という人はいます。
ひよこミキサーはひよこが処分される残酷な動画なので、見たことがある人は、「ひどい」「かわいそう」などの感想を持つ人が多く、中には「見ていられない」「怖い」という感想を持った人もいるようです。
しかし、一方で「自分たちの食生活はこうして成り立っている」「命を無駄にしてはいけない」などの「命や食について考えるきっかけとなった」と言う人もいるようです。
ひよこミキサーは哲学の実験で行われた?
生きたひよこを丸ごとミキサーにかけた場合、ミキサーの中にはひよこを作っていた物質は何1つ欠けることなくその場に残ります。
しかし、ミキサーの中にある物質はひよこであったときと比べると、何かが失われたように感じます。
多くの人は失われたものを「命」や「魂」と答えるでしょう。
「命」や「魂」は世界の根源や本質に関わるため、これは哲学的実験と考えることもできます。
哲学では真理の探究はできても、物事の定義付けを行うことはできないので、この実験はかなりの難題です。
生物学者のポール・ワイスはその哲学に挑みました。
哲学としての答えは?
哲学では物事の定義付けを行うことはできないので、この実験には正解がなく、答えは人によって異なることになります。
しかし、ポール・ワイスは体や内臓などの形がなくなり、細胞が活動していない以外は、生きたひよことミキサーにかけられたひよこは同じ物質ということから、その答えを生物学的組織と生物学的機能としました。
この実験のことを聞き、「ひよこがかわいそう」と思う人もいるでしょうが、ポール・ワイスが行ったのは頭の中で想像する思考実験であり、実際にひよこをミキサーに入れたわけではないので安心してください。
また、ポール・ワイスは生物学者であり、導き出した答えも生物学に沿った内容です。
そのため、「命」や「魂」が関わることから、よくこの実験は哲学として紹介されることがありますが、正確には生物学の実験となります。
ひよこミキサーは不要になる?
オスのひよこはミキサーを使う以外に、コンテナに放り込んで圧死や窒息死などの方法でも処分されています。
ただし、今ではガスや薬などで、なるべくひよこが苦しまないように処分する方法が増えてきていて、他の動物の餌にするなどの活用もされています。
他にも、国によっては殺処分を禁止にしたり、コストがかかっても肉用として出荷する工場があったりなど、殺処分以外の方法や対応も模索されています。
かつて日本で販売されていたカラーひよこも殺処分を避ける方法の1つでした。
また、卵の段階でオスとメスを見分ける技術も研究が進んでいます。
そのため、今後もひよこの命を無駄にしない取り組みは増えていくことでしょう。
ひよこミキサーは考えさせられる「検索してはいけない言葉」
ひよこの殺処分は人の食生活を守るために必要なことではあります。
そのため、ひよこミキサーは人の食と動物の命について考えさせられるものでもありました。
しかし、その動画はショッキングな映像なので、観る機会がある場合は自己責任で観るようにしましょう。
また「検索してはいけない言葉」には猟奇事件やグロ画像、都市伝説など他にもいろいろな種類があるので、気になった人は調べてみても良いでしょう。