「樹海のおとしもの」というサイトを知っていますか?
樹海といえば「青木ヶ原樹海」などに代表される自殺の名所などのイメージを持つ方も多いでしょう。
「樹海のおとしもの」では、そんな命を立とうとしている人たちが残した落とし物が見つかるという、名前通りのサイトとなっているようです。
しかも、落とし物だけではなく樹海で死亡した方の死体の写真までアーカイブに残っているのだとか。
「樹海のおとしもの」とは一体なんなのか、サイトの内容やログイン方法をまとめました!
「樹海のおとしもの」にログインする方法とは?
「樹海のおとしもの」というサイトがありますが、「ログインできない」という声が相次いでいるようです。
サイトトップの「入場する」をクリックしても一向につながらないようです。
「樹海のおとしもの」にログインするためにはどうしたら良いのでしょうか?
サイトは閉鎖されている!
残念ながら、現在「樹海のおとしもの」のサイトは閉鎖されています。
サイトトップの「入り口」以外はアクセスすることが出来ません。
更新履歴を見ると「樹海のおとしもの」は、2004年に公開が始まっています。
2005年10月頃までは頻回に更新されていましたが、2008年に一度閉鎖され、2009年に再び公開されました。
その後、2012年に完全に閉鎖されてしまったと見られます。
なぜ閉鎖された?
閉鎖理由については明かされていないため、はっきりしたことは不明です。
「樹海のおとしもの」は遺体などの写真をあつかっているため、管理人は海外のサーバーを使っていたのだと推測されます。
サイトが閉鎖されたのは、サーバー契約の更新をしなかったためではないかと言われています。
他の閉鎖理由としては「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)で話題になってしまったから」というものがあります。
しかしその理由は、後述するサイト公開の理由と反するものであるため、可能性は低いのではないでしょうか。
啓蒙活動をするためのサイトですから、話題になることを気にすることはないように思います。
アーカイブは残っている!
「樹海のおとしもの」は閉鎖されていますが、アーカイブが残っています。
アーカイブとはいわゆるWeb魚拓で、現在は見れなくなってしまったサイトを保存してくれるサービスのこと。
アーカイブでもほぼ全てのコンテンツを閲覧することができます。
ただし、画像はサムネイルだけが残されていて、大きなサイズでの閲覧はできないようです。
アーカイブの内容について
「樹海の落とし物」には、実際に樹海に残されている様々な遺留品、そして遺体などが「おとしもの写真館」という名前でアップされています。
現在もアーカイブとして閲覧することができたので、今回はその一部をご紹介します。
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完全に白骨化した人骨をはじめとして、首を吊ったであろう人物の縄、そして免許証など生々しい遺留品や遺体が残されています。
もっと内容を詳しく知りたい方は、自己責任でサイトを訪れてみてください。
樹海の落とし物サイトはこちら
「樹海のおとしもの」とは?
そもそも「樹海のおとしもの」とはどのようなサイトなのでしょうか。
「樹海のおとしもの」は2ちゃんえる(現5ちゃんねる)で話題となり、「検索してはいけない言葉」とも言われています。
どのような内容のサイトなのか、なぜ検索してはいけないのかをまとめました。
「樹海のおとしもの」サイトの目的は?
「樹海のおとしもの」というサイトはなぜ作られたんのでしょうか。
サイトの冒頭には、このような注意書きが掲げられています。
このサイトは富士山麓の青木ヶ原樹海で自殺をしようとしている人達へ向け、 樹海で自殺するという事の真実を伝え、自殺を防止する為に作られました。 サイト内には一部グロテスクな画像が掲載されています。 その為18歳未満の未成年の方の入場をお断りします。 またグロテスクな画像が苦手な方は入場をご遠慮ください。
サイト内で取り扱っているのは、樹海で亡くなった方の痕跡を含む画像です。
自殺者の遺体や遺骨や遺留品、風景写真などが掲載されています。
その目的は自殺防止のためと樹海で死ぬことの真実を伝えるためと言われています。
目的①:自殺を防止するため
「樹海のおとしもの」は、自殺志願者を思いとどまらせるために作られたサイトです。
決して面白半分で作られたサイトではありません。
世の中には面白おかしくグロ画を掲載するサイトもありますが「樹海のおとしもの」は至って真面目なサイトです。
樹海での現実を紹介することで「樹海で自殺するとこんなにグロいことになる!」「思いとどまって!」というメッセージが込められているのです。
目的②:樹海で死ぬことの真実を伝えるため
樹海は「自然と一体化できる」「美しい」といった理由で、ロマンチックな死に場所としてのイメージがあるようです。
しかし、実際はそうではありません。
遺体が鳥獣に食い散らかされたり、異臭を放ち腐敗するなど、無惨な姿がサイト上で公開されています。
かつて自分と同じ人間だったと思わせてくれるのは、近くに落ちていた遺品や遺書のみ。
樹海で「美しく」「痕跡も残さず」自殺することは無理である、と警告を発しているのです。
「樹海のおとしもの」は検索してはいけない
かつて2ちゃんねるで話題となった「樹海のおとしもの」は検索してはいけない言葉とされています。
なぜ検索してはいけないといわれているのでしょうか?
検索してはいけないと言われる理由や、サイトの管理者についてまとめました。
検索してはいけない理由とは?
検索してはいけないとされる理由は、遺体や遺書などの写真がそのまま掲載されいるからです。
その衝撃的な写真により、ショックを受けてしまうため検索してはいけないとされます。
検索してはいけない言葉には危険度が設定されています。
7段階に分かれており、「樹海のおとしもの」は危険度4。
大半の人がトラウマになるレベルに相当します。
「おとしもの写真館」に遺書や遺体の画像があるから
「樹海のおとしもの」内のおとしもの写真館には、生々しい自殺者の遺体や遺書の画像が掲載されています。
画像を見た人たちからは、「自殺志願者は検索すべき言葉」「自殺を思いとどまった」「ただただ悲しい」などのコメントが寄せられています。
生々しい衝撃的な写真をみて、自殺に対してみんな考えるようになったといいます。
サイト運営者の自殺防止の思いも伝わっているのではないでしょうか。
「樹海のおとしもの」の管理者は誰?
この「樹海のおとしもの」のサイトが作られた目的については先述のとおりです。
それではいったい管理者はどのような人物なのでしょうか。
管理人はウシロメタサ氏
「樹海のおとしもの」の管理人は、ウシロメタサ氏との情報がありました。
700マイルほど走ってきました。
忙しくて死にそうです・・・
が、死の淵から動画1本作りました。
廃墟Explorerチャンネル012
特別企画「樹海の落とし物」です。
青木ヶ原樹海の真実の一端を垣間見ていただければと思います。
チャンネル登録もよろしくお願いいたします。https://t.co/SJ0b5UkL7v pic.twitter.com/ozlEo7Itfn— 栗原 亨(廃墟Explorer管理人) (@GSX1100SSSL) November 7, 2021
一緒に探索した方が情報を載せています。
栗原亨さんは樹海の歩き方などの書籍もだしており、SNSなどには樹海の落とし物の写真等をあげています。
「樹海のおとしもの」の管理者である、ウシロメタサ氏は樹海散策を趣味としていました。
1年間で数十体の遺体と遭遇したそうです。
美しい森林としての樹海を愛していたウシロメタサ氏。
多くの遺体や遺留品と出会うことで悲しみを覚えます。
「どんな思いで死を選び、死に場所を樹海にしたんだろうか」と感じ、なんとか自殺志願者を減らしたいと考えサイトを開設したようです。
「樹海のおとしもの」の本当の意味
「樹海のおとしもの」について見てきましたが、いかがだったでしょうか?
この”おとしもの”とは、樹海で自殺した遺体や遺書、そのほかの遺留品のこと。
本来、おとしてはいけない大切な命について考えてほしいという思いでサイトが公開されました。
その意味を考え少しでも自殺者が減ることを願ってます。
現在サイトは閉鎖されていますが、アーカイブは残されています。
検索してはいけない言葉ですが、もし樹海での自殺を考えている方がいたらぜひ「検索」を。