「長州の観客」は検索してはいけない言葉の1つで、とある画像のことを指します。
その画像には「サッカーしようぜ集団」や「生きたメキシコ」などのような暴力性や残虐性はありませんが、不思議な人物が写っています。
その人物は誰なのでしょうか?
検索してはいけない「長州の観客」とは?
「長州の観客」はプロレスラーの長州力さんが試合でマイクパフォーマンスをしている画像です。
しかし、その長州力さんの後ろに不思議な人物が写っています。
その人物が「長州の観客」を検索してはいけない言葉にするきっかけとなりました。
画像に不思議な人物が写っている?
「長州の観客」に写る不思議な人物は、顔が白く、目が少し離れているように見え、少し違和感を感じます。
そのため、画像を見た人の中には「幽霊が写ったのでは?」と言われることもあったようです。
検索してはいけない言葉となった理由
この手の不思議画像には噂話が付きものであり、「長州の観客」も例外ではありませんでした。
「長州の観客」の画像が出回ったときには、「この画像を見ると呪われる」 「精神が異常な状態になる」など言われました。
当然ながら、画像を見て呪いにかかったり、精神が異常となった事実は確認できず、単なる噂です。
また、長州力さんが立ち上げたプロレス団体が1年で解散したことも「長州の観客」の呪いと言われることもありました。
しかし、プロレス団体の解散も単純に経営難が原因だったため、呪いは関係ありません。
「長州の観客」に写る人物の正体は?
「長州の観客」に写る不思議な人物については、いろいろな考察がされました。
その考察の中には、「長州の観客」に写る人物の正体をつきとめるものはあったのでしょうか?
心霊説
「長州の観客」に写る人物は「幽霊ではないか?」と考える人は多かったようです。
この手の画像では定番の説であり、心霊画像と言われるようになって、呪いがセットになることもよくあります。
しかし、「長州の観客」に呪いの効果はなく、幽霊にしてはハッキリと写り過ぎています。
そのため、心霊説は考えにくいでしょう。
整形手術説
「長州の観客」に写る人物は整形手術に失敗して、顔の形が崩れてしまった人と考える人もいたようです。
もし、この説が正しい場合、本人が出てこないことには確認の取りようがありません。
また、整形の失敗ではなく、単純に映像の乱れによって顔がちゃんと写らなかったと考える人もいます。
病気説
「長州の観客」に写る人物は、顔が少し歪んでいるように見えます。
この見た目の特徴はトリーチャー・コリンズ症候群で見られる特徴と一致しているため、「トリーチャー・コリンズ症候群の人では?」と言われることもあります。
「長州の観客」に写る人物の正体についてはいろいろな説がありますが、このトリーチャー・コリンズ症候群の説が有力と考える人が多いようです。
加工画像説
不思議な画像は加工された物と言われることが多く、「長州の観客」も「誰かが加工して作った物ではないか?」と考える人もいました。
実際に「長州の観客」の「元ネタ画像が発見した」と言う人が現れたこともあります。
しかし、不思議な人物が普通の女性になっていたり、ただのおじさんであったりなど、元ネタ画像は複数出てきました。
また、「長州の観客」が加工画像だったのではなく、それら発見された元ネタ画像の方が加工画像だったというオチまであります。
「ごきげんようの観客」という類似画像がある?
「長州の観客」を検索すると、「ごきげんようの観客」という言葉も見かけることがあります。
これはサイコロトークでおなじみの「ごきげんよう」の観覧席に不思議な人物が写った画像です。
不思議な人物は顔の色が白く、少し笑みを見せながら首を異様な角度に曲げています。
その様子が「長州の観客」に似ていることから、「長州の観客」と検索すると「ごきげんようの観客」が合わせてヒットすることがあるようです。
しかし、「ごきげんようの観客」は完全に加工画像であったことが判明済みです。
「ごきげんようの観客」に写る人物は「ごきげんよう」の常連観客であり、何度かカメラに映ったことがあります。
また、加工前の画像や映像も確認されているので、心霊映像や画像ではありません。
「長州の観客」の真相は判明している?
「長州の観客」に写る人物についてはいろいろな説があります。
しかし、その人物についてはある程度の真実が判明しているようです。
会場での目撃情報があった?
「長州の観客」に写る不思議な人物は、プロレスや長州力さんのファンであり、よく試合会場に来ていたと言われています。
そのため、同じプロレスファンの中からは「会場で見たことがある」という声がちらほらと挙がっていたそうです。
映像にも写っている?
「長州の観客」は2003年12月14日に開催された「ZERO-ONE vs 長州軍」の切り抜きです。
その映像でもしっかりと「長州の観客」に写る人物は確認できます。
また、人によって感じ方は異なりますが、「映像の方では画像ほど顔に違和感がない」と思う人もいるようです。
考えられる結論
「長州の観客」に写る不思議な人物は、目撃情報や映像でも確認できることから、幽霊ではなく実在する人物であることは確かでしょう。
また、顔が歪んで見えるのは撮影によるものである可能性があります。
整形の失敗や病気などの説もありますが、実在する人物である場合は過度な詮索は失礼です。
そのため、「長州の観客」に写る人物は幽霊ではなかったという結論で十分でしょう。
病気説のトリーチャーコリンズ症候群とは?
「長州の観客」に写る人物の説の1つとして、トリーチャーコリンズ症候群がありました。
これを機会にトリーチャーコリンズ症候群の知識を深めておきましょう。
トリーチャーコリンズ症候群の症状
トリーチャーコリンズ症候群は先天異常症候群で、主な症状としては頬骨や下顎の骨の形成が正しく行われなかったりなどです。
また、知的障害は伴わないませんが、これらの症状によって呼吸障害や難聴などを併発したり、独特な顔貌になったりなどします。
発症の確率は1万人~5万人に1人と言われているので、日本人では約2000人ほどがこの病気と闘っていることになります。
トリーチャーコリンズ症候群の治療法
トリーチャーコリンズ症候群の治療法は年齢と症状に合わせて行われます。
新生児の間はチューブで気管を確保したり、1歳頃には口蓋裂、6歳前後で下顎、10歳で耳の手術をして、18歳以降も顔の再手術をするなど、治療は長期にわたります。
トリーチャーコリンズ症候群の有名人
トリーチャーコリンズ症候群の有名な芸能人はいません。
しかし、何人かの有名人はいます。
トリーチャーコリンズ症候群への理解を深めるためにも、その有名人のことを知っておきましょう。
石田祐貴
【ニュース #アベプラ】
映画「#ワンダー君は太陽(@Wonder_movie_jp )」で描かれた #トリーチャーコリンズ症候群。
AbemaPrimeに当事者である石田祐貴さんが出演、周囲の視線を浴びながらもあえて街を歩く理由を語った。
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平日夜9時からAbemaPrimeは生放送— ABEMA(アベマ) (@ABEMA) July 13, 2018
石田祐貴さんは幼い頃に心ない言葉をかけられたり、難聴によって周囲とコミュニケーションがとりにくかったりなど、トリーチャーコリンズ症候群で多くの悩みを抱えていたそうです。
しかし、「見た目は変えられないが、周りの目は変えられる」と、積極的な行動を起こされています。
学生時代には卓球で全国大会に出場したり、アルバイトの面接を10店舗以上受けたりなどしたそうです。
2011年には桃山学院大学に入学し、その後は筑波大学 人間総合科学研究科の大学院生となり、障害学を学ばれました。
「見た目問題」や「聴覚障害」などの問題に対する社会的認知度や理解の向上のための活動もされています。
たびたび、テレビなどのメディアにも出演されているので、「名前は知らなかったがテレビで見たことがある」「どこかのコメンテイターと思っていた」などという人もいるでしょう。
山川記代香
山川記代香さんは22歳のときに、トリーチャーコリンズ症候群と戦う日本人女性として取り上げられ、テレビ番組に出演されました。
番組内では山川記代香さんのこれまでの生い立ちや市役所で働くようすなどが放送されました。
多くの苦労や悩みを抱えながらも前に進む努力をする姿に大きな反響があったそうです。
トリーチャーコリンズのの山川記代香さんっているやん。髪とかめっちゃ綺麗だしスタイルよくて服もオシャレですごい努力してるんだな、と思った。本当にマジで尊敬する。。障害があるからって腐らずにありのままのを受け入れて前向きに生きてる姿見るとすごい元気が出るし見習いたい。
— さあや@病み垢 (@NFsFoH11JsObdUx) May 2, 2019
山川記代香さんかわいい
— ロリポップ (@AfternoonLazy) November 14, 2016
また、番組放送後にネットでは山川記代香さんのスタイルの良さや綺麗な髪、高校生時代の制服姿などに「かわいい」という声が挙がりました。
「長州の観客」の真相について
「長州の観客」は検索してはいけない言葉の1つですが、残虐性もなければ心霊画像でもありませんでした。
写っているのは実在する人物ため、過度な詮索はしないようにしましょう。
心霊画像と言われるものの中には今回のように実は心霊とは無関係のものもあり、場合によっては写っている人を傷つけてしまう可能性もあります。
そのため、いたずらで加工した画像をネットにあげたり、その画像を拡散するようなことをしないようにしましょう。