検索してはいけない言葉の1つである 「野崎コンビーフ」とは一体何のことなのでしょうか。
不気味でグロテスクな絵であるという噂がありますが、果たしてどのようなものなのか気になります。
「野崎コンビーフ」は誰が描いたものなのか、その内容に迫りました。
野崎コンビーフは検索してはいけない?
何も知らない人からすると、「コンビーフが怖い?」と疑問に思う人もいるでしょう。
そのため、まずはなぜ野崎コンビーフが検索してはいけないと言われているのか、その理由を把握しておきましょう。
缶詰のことではない
「野崎コンビーフ」と実際に検索してみると、コンビーフ缶や製造会社などの情報が多く上がってきます。
そのため、野崎コンビーフを本当のコンビーフと勘違いしたり、関連会社に理由があると考えてしまう人もいるようです。
しかし、コンビーフ缶と野崎コンビーフは全くの別物です。
検索結果に出てくるコンビーフ缶に問題や事故があったわけではないので、安心して食べましょう。
検索してはいけない野崎コンビーフとは?
「野崎コンビーフ」と検索をすると、美味しそうなコンビーフに混じって、不気味な絵が表示されることがあります。
その絵が本当の野崎コンビーフとなります。
また、これらの絵は「MIDTOWN MADNESS」というサイトに掲載されていたものです。
缶詰との関係性はある?
野崎コンビーフが掲載されていたサイト名は「MIDTOWN MADNESS」であり、そこに掲載されている絵のタイトルや作者の名前などにコンビーフに関する名前が付いているわけでもありません。
そのため、コンビーフとの関連性は何もありません。
どうして無関係の絵が「野崎コンビーフ」の検索結果に出てくるのか、その理由はわかっていません。
1つの説として、コンビーフを検索した人を驚かせるために誰かが検索汚染させたと言われることがあるようです。
野崎コンビーフが検索してはいけない言葉となった理由
野崎コンビーフは他の検索してはいけない言葉のように暴力性や残虐性の強いものではありません。
では、なぜ検索してはいけない言葉と言われるようになったのでしょうか?
絵の雰囲気
野崎コンビーフは全体的に暗い印象で、異形なものが描かれていることが多いです。
コンビーフを検索したにもかかわらず、不意にその不気味な画像が上がってくることで怖いと思ってしまう人もいるでしょう。
そのため、検索者が見たくない怖い絵を意図せず見てしまう可能性があることから、検索してはいけない言葉となっています。
絵に関する噂
不気味なものや不思議なものなどには噂話が付きものです。
野崎コンビーフも例外ではなく、「見たら死にたくなる」「3回見ると死ぬ」などの噂をする人もいたようです。
しかし、実際に絵を見て死にたくなった人や、死んだ人などはいません。
そのため、これらはよくあるただの噂でした。
野崎コンビーフの作者とその現在は?
野崎コンビーフの強い印象から「作者は不気味な絵ばかり描いているのでは?」と思う人もいるでしょう。
しかし、実際には非常に繊細で綺麗な絵を描いているすごい絵師の方で、現在も活動を続けられています。
サイトは閉鎖
野崎コンビーフが掲載されていたサイトは封鎖されていて、見ることはできなくなっていています。
試しに検索をしても海外のレーシングゲームの情報ばかり表示されるでしょう。
サイト閉鎖後はpixivで「いちごみるく」や「ふわふわのおもち」、「REI」などのアカウントが作成され、作品を公開していたようです。
ただし、「REI」以外のアカウントはすでにpixivから退会されています。
また、「REI」のアカウントでは作品を観ることはできますが、あまり多くの数の作品を観ることはできません。
現在も活動している?
作者は「REI」や「梶谷令」などの名前で活動中です。
梶谷令さんはポートフォリオの公式サイトがあり、そのサイトでは木版画や素描、絵画などの作品集を観ることができます。
また、これまでの実績も掲載されていて、海外での作品の受賞歴や美術研究家としての活動なども確認することができます。
梶谷令さんのサイトは「梶谷令」と検索することで、すぐに上位表示されます。
トップページにはツイッターの投稿が貼り付けられているので、直近の活動についてはX(旧ツイッター)から確認できるようです。
ツイッターのプロフィールを見ると芸術家や美術家ではないと書かれていて、梶谷令さんは製作者やアートモデル、芸術博士として活動されているようです。
また、ツイッターではトランスジェンダーとアセクシュアルであることを公言されています。
作品は怖いものばかりではない
梶谷令さんの作品は公式サイトで観ることができます。
それらの作品は繊細で綺麗な印象であり、不気味な印象は全くありません。
過去作は現在でも見れる?
梶谷令さんの公式サイトでは、復刻コンテンツとして旧作の作品も観れるようになっています。
その復刻コンテンツの内容が野崎コンビーフと言われた作風の作品たちです。
pixivではあまり多くの数の作品を観ることはできませんが、公式サイトの復刻コンテンツには旧作が多く掲載されています。
作品が野崎コンビーフと呼ばれることについて
梶谷令さんは自身の作品が野崎コンビーフと呼ばれ、勝手に拡散されたり、無断使用されたり、ありもしない噂をされることなどに嫌な思いをされていたそうです。
梶谷令さんの他の作品を観れば、旧作たちも梶谷令さんにとっての表現のアプローチ方法の1つとして認識することができ、作品への印象は変わるでしょう。
野崎コンビーフの作者に関するデマ
梶谷令さんの作品はどれも素晴らしいものですが、野崎コンビーフは怖い印象が先行したことでいろいろな噂話がされました。
また、その噂話にはいろいろな尾ヒレが付き、デマが拡散したこともあったようです。
梶谷令さんの作品に対して間違った印象を持たないためにも、どのようなことがデマとして広がったのか知っておきましょう。
作者は酒鬼薔薇聖斗
酒鬼薔薇聖斗とは、1997年に14歳の少年が近所に住む小学生を殺害した事件で、犯人である少年が犯行声明で名乗った名前です。
事件後に犯人である少年の両親が本を書いていて、その本には少年が過去に描いた絵を載っていました。
その少年が描いた絵と野崎コンビーフの雰囲気が似ていたことから、「酒鬼薔薇聖斗が野崎コンビーフの作者」と噂されたようです。
当然ながら、そのような事実はなく、これは全くのデタラメです。
「あたしはもうお嫁にいけません」は描いてない
「野崎コンビーフ」を検索すると、「あたしはもうお嫁にいけません」という絵が見つかることがあります。
この絵と野崎コンビーフは雰囲気が似ているので、この絵も同じ作者が描いていると思っている人もいるようです。
しかし、「あたしはもうお嫁にいけません」は画家や人形作家などとして活動している立島夕子さんという方の作品です。
そのため、これらは同じ作者が描いたものではありません。
野崎コンビーフは怖い絵ではない
野崎コンビーフは「見たら死にたくなる」「作者は酒鬼薔薇聖斗」など、いろいろなデマがありました。
しかし、作者である梶谷令さんは繊細で綺麗な作品を描く方です。
そのため、他の作品も観てみましょう。
他の作品を観れば、野崎コンビーフの絵もまた違った見え方になるはずです。
他にも検索してはいけない言葉は多数存在しますので、気になる方は合わせてご覧ください。