昭和レトロ風のミュージックビデオが記憶に新しい人気バンド「サカナクション」。
ところがサカナクションにはメンバー死亡説が流れて一部で話題になっています。
「関口さん 亡くなった」という単語がネットでは多く出回っているようですが、メンバーの1人なのでしょうか。
ボーカルが患っている群発頭痛との関係性や、噂の発端となった出来事を見ていきましょう。
サカナクションのメンバー関口さんが死亡した?なぜデマが流れる?
一部で囁かれているメンバー死亡説とは一体どういうことなのでしょうか。
デマだとも言われれいるこの噂の出所はどこなのか、なぜこのような噂が流れるのか?
気になるサカナクションメンバー死亡説について早速検証してみましょう。
サカナクションメンバーは全員生きている!
調べたところ、サカナクションのメンバーは誰ひとり欠けることなく5人とも生きています。
今もメンバー全員で活躍するサカナクション、メンバー死亡説なんて根も葉もないデマでした。
しかしどうやら、死亡説の背景にはボーカルの山口さんの持病である群発頭痛や、ディレクターだった関口さんの死などがあったようです。
これらの出来事をアンチがおもしろがって一部で騒いでいたことや、それを見た方が勘違いしてしまったため検索で上位に上がっていたようです。
噂の理由①ボーカル持病の群発頭痛を勘違い
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2020年10月27日、ボーカルの山口一郎さんは、自身のInstagramで自らが群発頭痛であることを告白しています。
また翌日にはInstagramライブ配信で自身の病状について何年も前から悩まされていることを明かしていました。
群発性頭痛については信じられないくらいの痛みに襲われること、体中が薬漬けみたいな感じだということを語っておられました。
この告白を見て、群発頭痛を重い病気と勘違い、サカナクションメンバー死亡説に結び付けた人がいたようです。
群発頭痛とは?
群発頭痛はくり返し起こる慢性頭痛の一種で、その中でも特に激しい痛みを伴い「世界三大頭痛」のひとつ。
目の奥に強烈な痛みがあり、突き刺すような痛みに襲われ、その痛みが1日に数回発生することもあるそうです。
「自殺したくなるほどの痛み」「死ぬほうがマシと思える痛さ」というエピソードもあるほどで、そういった噂からも死亡説が濃厚となったのでしょう。
1回の症状が1~2時間程続き、群発期には1度症状が出ると1~2ヶ月くらい痛みに悩まされることが多いと言われています。
頭の血管の膨張により神経が圧迫され激痛が起こるらしく、要因としてはアルコールやたばこ、気圧の急変化、不規則な睡眠などが群発性頭痛の要因となっています。
山口さんは音楽に対してのこだわりが強いため、長時間の楽曲制作やレコーディングなどで睡眠も不規則になっているのかもしれませんね。
噂の理由②ボーカルの放送事故疑惑を揶揄
サカナクションが音楽番組に出演した際にハプニングを起こし、あわや「放送事故か?」との疑いをかけられるような事態になった経験があるそうです。
このこともサカナクションのメンバー死亡説に関係あるかもしれません。
どのようなハプニングだったのでしょうか。
FNS歌謡祭
2022年3月24日に放送された「FNS歌謡祭」出演時にボーカルの山口さんが外で歌った際、あるハプニングを起こしました。
ルームランナーの上で歌っていた山口さんですが、間奏に入る前にルームランナーの縁の部分に右足を乗せました。
ところが、縁が動かず足を取られた形で大きくバランスを崩し左手を大きく上げ左足を浮かせ体が揺らいだそうで、ファンの間で心配されたそうです。
NHK紅白歌合戦
「NHK紅白歌合戦」に初出場した際に『ミュージック』を演奏しましたが、曲の途中にノイズ(雑音)が入るという事態が起こり、視聴者の間で放送事故だと思われていました。
ですがこの曲には元々最初から曲の間にノイズが入っており、このことを知らない人たちが放送事故だと勘違いしたようなのです。
噂の理由③元スタッフ関口さんの死去を混同
元ディレクターである関口さんがガンを患い亡くなっています。
この出来事から、サカナクションのメンバーが死亡したと勘違いされたという説もあります。
山口さんは4枚目のアルバムに収録の『目の明く藍色』という曲について悩んでいました。
その際に関口さんが
と背中を押してくれたそう。
そんな恩人の死をメンバーの死と勘違いしたことからサカナクションメンバー死亡説が生まれたのかもしれません。
結果として、「目の明く藍色」は名曲として人気となりました。
噂の理由④サカナクション事務所の経営を案じて…
ライブのクオリティの高さにとことんこだわるサカナクションの想いは半端ではありません。
2017年に行われたサカナクションのライブでは6.1chという360度どこからでも聴こえるスピーカーが使われていますが、実はこれは音が立体的に聴こえるすごいもの。
「音楽体験の未来をみんなに感じてもらいたかった」と山口さんの言葉通り、「すぐそばで歌っているよう」「迫力がすごかった」とファンは大満足でした。
ところがこのスピーカーシステムを使用したばかりにチケット完売にも関わらずライブ自体は赤字だったというのです!
今回だけでなく、常に良い音楽を届けたい想いのもと採算度外視で最新システムを導入しており、事務所が火の車ではないかと心配されました。
この事実を知ったファンからは事務所の経営状態を例え「サカナクション事務所が死亡」となり「サカナクションメンバー死亡」ヘと転じたのでした。
サカナクションはアンチが多い?死亡説の原因はアンチか?
人気バンドであるがゆえか、サカナクションにはアンチが多いと言われているようです。
「サカナクションメンバー死亡説」もアンチの仕業ではないかと囁かれていますが、本当にそうなのでしょうか?
アンチが悪い噂を流している可能性も
アンチと呼ばれる人々にとっては、悪い噂を流すことは容易いことです。
サカナクションにもアンチが多くいて、その人たちが今回の「サカナクション死亡説」を流している可能性が高くなってきました。
ボーカルへの偏見の目がある
音楽性の高さから天才と言われている山口一郎さんですが、性格が悪いとの噂もあります。
その理由は採算度外視で高額な音楽機器を使用する、自分の意見を曲げない「意識高い系」でスタッフが大変そうだということです。
またナルシストや整形をしている疑いもあり、気持ち悪いと感じている人も多いようですが、多彩な才能への妬みかもしれませんね。
前衛的な音楽が受け入れられない人も
独自の音楽性を持ち、ロックなんだかポップなんだかよくわからないことが理由のようです。
このように彼らの音楽を形容できる言葉が見当たらないことが「はっきりしない音楽」と思われているのでしょう。
シンセサイザーの電子音に乗せたボーカルの山口さんの声も中性的で捉えどころがなく不協和音に感じる人もいるのかもしれません。
こういった人たちによって悪い方向に脚色されたデマが流されていることで、サカナクションのメンバーが死亡したという噂が広がっている可能性もありますね。
サカナクションメンバーを改めて紹介!最新情報もチェック!
音楽性が高い、こだわりが強すぎると言われているサカナクションとは一体どんなバンドなのでしょうか。
どのようなメンバーで構成されているのか、最新情報も併せて紹介します。
ボーカル山口一郎率いる男女5人組バンド
サカナクションは2005年に結成され、2007年にメジャーデビューした男女5人組バンドです。
バンド名は「ふざけたことをやりたかったので、バンド名にはあまり使われない響きの“サカナ”っていう言葉を使い変化を恐れずにアクションを起こしたい」という想いから付けられました。
バンド結成のきっかけは山口さんと岩寺さんが組んでいた「タッチマン」というUKロックバンド。
やがて音楽の方向性を見直すため解散し、フォークソングとテクノを合わせた音楽をやるためサカナクションを結成します。
その後、ほかのメンバーが合流し現在の体系となり、「RISING SUN ROCK FESTIVAL 2006 in EZO」の公募選出枠「RISING★STAR」で868組の中から選ばれ、見事出演。
ほとんどの楽曲制作を担当するフロントマンで、言葉重視の楽曲制作を行う。
岩寺 基晴(いわでらもとはる)ギター・コーラス担当
1人でデジタル音とギターやベースをリアルタイムで重ね録音しテクノロックを成立させている
草刈 愛美(くさかりあみ)ベース・コーラス担当
10代のころから数々のバンドに参加、山口さんとの対バンがきっかけでメンバー入り
岡崎 英美(おかざき えみ)キーボード・コーラス担当
山口さんのバイト先の同僚だったことからメンバー入り。特徴的な衣装で存在感を放つ。
江島 啓一(えじま けいいち)ドラム担当
学生時代にドラムを始め、山口さんの知人の紹介により加入。
2024最新活動は全国ツアー!
2024年、サカナクションはおよそ2年ぶりとなる全国7会場13公演の全国アリーナツアー 「SAKANAQUARIUM 2024 “turn”」を開催しチケットはSOLD OUTしました。
Xでは「サカナクション完全復活」と題しており、復活を待ちわびていたファンか詰めかけました。
有観客の全国ホールツアー「SAKANAQUARIUM アダプト NAKED」以来の開催であり、ファンにとっては喜ばしいニュースだったと言えるでしょう。
サカナクションメンバー死亡はデマ!
サカナクションメンバー死亡説はデマなのか、なぜそんな噂が立つのかを調べた結果です。
- サカナクションメンバー死亡説はデマであり、誰も死んでいない
- 山口さんの持病や元プロデューサー関口氏の死亡から転じた可能性がある
- 独特の音楽性のあまり赤字を出してしまうことも災いしている
- 2024年はアルバム発売と有観客ツアーが行われた
時代の最先端を行き、才能あふれる彼らの今後から目が離せませんね。