アジア圏での大ヒットはもちろん、アメリカでの活躍も記憶に新しいBTS。
絶好調のはずのBTSに、解散の噂が囁かれています。
噂の発端は、2022年にBTSがグループとしての活動を休止すると発表したからです。
ファンとしては「BTSは解散の危機なのでは!?」と心配になりますよね。
まずは、BTSが活動休止を選んだ理由や背景を深堀していきましょう。
BTSが活動休止を発表?
BTSのメンバーから正式にグループとしての活動休止が発表されました。
この発表は多くのファンに衝撃を与え、たちまち話題となり、ニュースにもなりました。
メンバーは何を語ったのか、そして、BTSの解散について言及はあったのか、発表の場となった「バンタン会食」の詳細まとめです。
2022年6月13日に公開された「バンタン会食」が発端
BTSの公式YouTubeチャンネルにバンタン会食(2022BTS FESTA)が公開されました。
BTSメンバーが食卓を囲み、お酒を飲みながら談笑するという、和やかな雰囲気でスタートしたこの動画。
風向きが変わったのは、動画の21:00あたりです。
RMが声色を少し落として、ある一言をつぶやきます。
「本格的な話をしないといけないかな?」
そして、SUGAが「方向性について話さなくてはならない」とRMを促します。
その後、動画でメンバーから説明された方向性が「7人での活動を一旦ストップして、個人でスキルアップをしていく期間に入る」という内容だったのです。
完全な活動休止ではなくソロ活動が増えるだけ!
動画の中でも、この件について1番熱く語っていたのは、リーダーのRMです。
RMは、言葉を選びながらもファンに誤解を与えないよう努め、グループの活動休止は今後のBTSにとって必要な選択である点を強調しました。
また、BTSとしてのハードなスケジュールをこなしながらでは自分自身が成熟できない、自分をみつめ直すタイミングが必要とも主張しています。
他のメンバーも、これからの成長に期待をして応援してほしいと、それぞれの言葉で語っています。
あくまでも、活動休止はBTSのチャプター1の終わりであり、チャプター2へ向けての成長期間、というのがメンバーの総意なのです。
「バンタン会食」でのメンバーが語った今後について
今後の活動については、それぞれ自分のペースで計画をしているようです。
メンバーが動画で語った今後についてや、気になる発言など内容をまとめました。
SUGA
- 今後に向けてたくさんのレッスンをしている
- CMの音楽やゲームの音楽などにもチャレンジしたし、ジャンルを変えてみたい
- 自分が幸せになるために音楽活動をしているし、メンバー全員の幸せを願っている
自分自身のスキルアップに全力で取り組んでいる様子がわかりました。
他ジャンルの音楽を手がけて感性を磨く、SUGAの行動力は素晴らしいですね。
JIN
- 元々、俳優をやりたくてこの世界に飛び込んだが、これを機に俳優になるつもりはない
- アイドルをやってみて、多くの経験をさせてもらったし、これからもこれまでのように楽しい経験をしていけたらいい
今後について、具体的な話はありませんでしたが、趣味の時間やそれぞれの活動ペースについて言及する場面がありました。
これまで猛スピードで駆け抜けた日々だからこそ、少しゆっくりと歩みを進めたいのではないでしょうか。
ジョングク
- SUGAのように、レッスンを受けて自分のスキルを高めている
- 昨日と全く同じ自分が明日もいるのは良くないから頑張っている
- 一回り成長してまた戻ってくる、これから成長して7人が集まることを信じて疑わない
現在は、昔の自分と違い、本当に高めたいスキルを厳選して集中的にトレーニングをしていると語っています。
日々の成長を目標としているようで、向上心がすごいですね。
ジョングクの力強い発言に、メンバーから「それが言いたかった!」と合いの手が入る事も。
動画内でも、ジョングクの成長をメンバーが称える場面が多く見受けられます。
V
- 個人的に活動し、またグループに戻った時の相乗効果は特別なはず
- BTSのVとして以外の姿も見せたい、多方面でたくさんの事を見せられる人になりたい
動画内では、個人での曲作りを始め、アルバム収録曲の並び順に悩んでいる話がされていました。
ソロアルバム『Layover』は、兵役中の2023年9月14日に発売しています。
音楽活動以外での活躍を匂わせる発言も気になりますね。
J-HOPE
- 家族にも通じる事だけど、物理的に離れてみると、より仲良くなれる
- ちょっとだけ散らばってみよう、と話し合ったけどこういうタイミングは重要だと思う
- ファンの方は、どうか否定的に考えずにとても健康的なプランだと信じてほしい
なんと、バンタン会食の動画公開時には、トップバッターとしてソロデビューしました。
メンバーもそんなJ-HOPEを称賛しています。
動画では、常に前向きな言葉で話すよう、終始努めていた印象のJ-HOPE。
ソロ活動の第一歩をすでに踏み出していたからこそ、ファンに余計な心配をかけたくなかったのでしょう。
ジミン
- ファンにとって自分たちがどんな歌手でありたいか、今がやっと存在の本質を探る時間なのだと思う
- これまでのBTSの過程は、全てファンと共にあるからこそ、今回の話を真っすぐに受け止めてほしい
ファンに対して気を配る発言が多かったジミン。
ジミンも、個人での曲作りに取り組んでいる様子が動画で紹介されています。
しかし、初めての一人での活動に、難しさを感じていると呟いています。
どうか壁を乗り越えて、ソロ歌手としての新しい一面を見せてほしいですね。
RM
- 世界に何かを伝えたくて活動してきたが、自分のアイデンティティであるメッセージ性が、今は何かわからない
- 現在のスケジュールをこなしながらでは、メッセージ性を考える隙がないし、人間的に成熟できない
- 「休みたい」と言う事が、とても罪に感じる
- 7人が一緒にいて、ステージにたち、幸せに話をしたり何かをする事が、自分の望む全てである
- グループは長く続けたいし、グループを守るためには自分自身を保たなくてはならない
RMからは、泣きながらARMYに誤解されたくない気持ちを必死に伝えており、活動休止を選んだ苦悩を感じ取りました。
しかし、グループがより成長するためにも、一度立ち止まって自分を見つめ直す必要を感じたのでしょう。
発言から察するに、表立った活動は少しお休みして、作詞などの制作活動に本腰を入れたのではないでしょうか。
解散については完全否定
今回の動画では、解散についての言及は全くありませんでした。
動画から読み取れるメンバーの総意です。
- 今回の活動休止は自分たちの成長に必要な時間である
- 7人がまた集まった時は、よりよいグループになっているはず
- 否定的に受け取らずに期待して応援してほしい
メンバーは一貫して、前向きな休止であると訴えています。
しかし、涙ぐむメンバーの様子や発言の一部だけを切り取り、まるで解散も考えているかのように報道しているコンテンツもあるようです。
報道を受けて、メンバーと所属事務所もコメントしています。
本当に残念です。
僕たちが本当に言いたかったことは、決して今が終わりではないという事実です。
私たちを知っているARMYの方々なら広い心で理解をしてくださることを信じて疑いません。映像で僕たちが言ったことが全てです
今後予定された、グループでのスケジュールも残っている。
個人的にも多くの活動をし、これを土台にした今後の新しいプランニングについても話しました。解散するつもりはありません。 BTSは永遠。
10年間、常に上を向いて進んでいたので怖かったし、グループのために自分がやりたい事をあきらめなければならなかった。
なので、いつも幸せの裏で疲れて大変なことが、数えきれないほどありました。
これは、長い間BTSとして残るための僕たちの元気な歩みの始まりです。
その姿もARMYの皆さんに気に入ってもらえると思います。
BTSはチーム解散を全く考慮しておらず、チーム解散の手順で進行していることもない。
BTSのチーム活動をしばらく休むというアーティストのメッセージは完全な活動中止を意味していない。
オリジナルコンテンツRun BTSは7人で続ける
バンタン会食公開後のインタビューでVは「ファンのためにRun BTSは続けなくてはならない」と明言しています。
ファンからの期待値が高い「Run BTS」は、メンバーも大切にしている番組です。
2022年8月16日(火)21時に放送開始
活動休止を発表後、お休みしていましたが、2022年8月16日(火)21時より復活しました。
同日の23時からは、YouTube公式チャンネルでも視聴できたようです。
BTSの解散はいつ?考えられる可能性と4つの理由
ファンが、BTSの解散や解散危機を心配してしまう根拠があります。
中には、明確に解散をイメージできてしまう理由もありますので、考察してみたいと思います。
理由①7人完全体での再開予定が未定
バンタン会食では、いつ頃から活動を再開する予定なのか明言されませんでした。
J-HOPE以外のメンバーについて、今後の展開になんとなくの方向性は示されましたが、具体的な展望はほとんどありません。
厳しい見方ですが、今後の見通しが全くたっていない中での活動休止決定なのです。
これでは、そのままグループが自然消滅してしまう可能性も否定できませんでしたが、兵役のこともありその当時はいつ完全復活か明言できなかったのでしょうね。
現在は、メンバー全員が除隊する2025年6月以降に完全体でカムバックする予定となっています。
ファンもようやく安心できますね。
理由②ソロ活動に完全シフトする可能性
バンタン会食では、活動休止は成長のためであり、ソロ活動を通してスキルアップをするとされていました。
しかし、今後ソロ活動が軌道にのる事で、再結成への決意が揺らいでしまう可能性は否めません。
また、バンタン会食ではグループ活動の大変さについても語られています。
もしかしたら、ソロ活動の方がスタイルに合うメンバーもいるかもしれません。
理由③契約期間満了が2024年
その2022年当時「あと2年もせずに、BTSと事務所の契約期間が満了してしまう」という不安材料がありました。
ちょうどいい区切りとして、契約期間満了のタイミングで解散してしまうのでは、という噂です。
「人気の落ち目ではなく人気がある間に解散したい」このような考えを持つBTSメンバーもいました。
しかし、2023年9月20日に「HYBE」との2度目の再契約を結ぶこととなり、除隊後も活動することになります。
理由④兵役問題
韓国では満19歳になると、軍での訓練が義務付けられています。
訓練期間は約2年間です。
BTSとしては、招集要請が下れば応じる意向を示していました。
ちなみに、メンバーの2022年当時の年齢は以下の通りです。
- JIN 1992年12月4日/29歳 (2024年6月12日 除隊)
- SUGA 1993年3月9日/29歳
- J-HOPE 1994年2月18日/28歳 (2024年10月17日 除隊)
- RM 1994年9月12日/27歳
- JIMIN 1995年10月13日/26歳
- V 1995年12月30日/26歳
- JUNGKOOK 1997年9月1日/24歳
2022年の12月の誕生日をもって、ジンが入隊をしなくてはならない状況でした。
ジンが入隊した後には、続けざまにSUGAも入隊しなくてはならず、さらにその翌年から立て続けにメンバーの入隊が続きました。
結局メンバーが入れ替わりになってしまい、今後しばらくBTSが全員そろうのは難しくなってしまいそうなのです。
このような背景から、ジンの入隊と同時にBTSは解散してしまうのでは?と恐れられています。
過去に解散を考えていたことも?
BTSの解散危機は、今回が初めてではないようです。
過去の動画に、このような発言がありました。
2018年のMAMAでジンが初めて解散に言及
MAMAの授賞式で起きた出来事です。
メンバーは涙を浮かべながら、受賞の喜びと感謝の気持ちを交代でスピーチしていました。
そして、ジンはマイクの前に立ち、こう話し始めます。
今年の初めの頃、僕たちは精神的にすごく辛かったんです。
それで僕たちだけで話をしながら解散するかしないか悩んだりしました。
解散のワードが出た直後、横にいたVが泣いてしまった様子から、恐らく事実なのでしょう。
BTS解散を阻止するため!?活動休止は解散危機を乗り越える策だった?
今回の活動休止発表は、多くのファンに衝撃を与えました。
しかし、見方によっては、BTSの延命措置という捉え方もできるのです。
7人がそろってこそのBTSにこだわり抜いた
すでに、韓国の特例措置により軍隊の入隊を免れているBTS。
これ以上の入隊延長は難しいのでは、という声が大半でした。
メンバーを欠いた状態で長年グループ活動を続けるよりも、スパッと休んでしまおう、という結論に達したのではないでしょうか。
そして、最年少のジョングクが兵役から戻ってきたその時に、グループの活動を再開する段取りがすでに決まっているようです。
BTSを忘れさせないためのソロ活動
バンタン会食では、誰一人として解散を示唆せずに、また7人が集まる未来を語っていました。
しかし、K-POPは入れ替わりが激しい業界です。
少しでも歩みを止めたら、すぐに忘れ去られてしまう厳しい世界なのでしょう。
そこで、いつまでもBTSというグループ名を覚えていてもらうために、ソロ活動に注力するのです。
ソロで活躍していれば、いつでもBTSというグループ名を思い出してもらう事ができます。
解散したわけではないので、個人で活躍していてもBTSと名乗ってOKです。
さらに、動画で語られていたそれぞれのスキルアップも兼ねられますし、兵役に出ているメンバーのフォローも自然に行えます。
全員が兵役を終えるその日まで、BTSというグループの存在を人々に覚えていてもらう必要があるのです。
個々のレベルが高いBTSだからできる、大胆な作戦だと思いませんか?
BTSが解散?休止理由や活動再開についてのまとめ
バンタン会食にて、グループとしての活動休止を発表したBTS。
後ろ向きな休止ではなく、今後のBTSに必要な前向きな休止である事を、メンバーが語ってくれました。
しかし、依然としてBTSの解散を心配する声は多く、グループは事務所との契約や兵役問題に直面しています。
現在はソロ活動がメインになるBTSですが、今はメンバーがバンタン会食で残したメッセージを胸に、再開を信じて応援していきたいですね。