BTS「ON」MV・歌詞の意味を考察!女の子やストーリーが面白いと話題に?!

K-POP

BTSのアルバム「MAP OF THESOUL:7」のタイトル曲である、「ON(オン)」。

ONのMVは、るで映画のような壮大なスケールで繰り広げられるストーリーで、世界中のファンを驚かせましたね!

ファンの期待を大きく上回るスケールと、メンバーたちの素晴らしい演技には、絶賛の声が集まりました。

そこで今回は、BTS「ON」のMVのストーリーを考察していきながら、歌詞に隠された、 BTSからファンに伝えたいメッセージを読み解いていきます!

さらに、MVに出演している謎の女の子の正体についても解説しているので、ぜひチェックしてください。

BTS「ON」MV・歌詞の意味を考察!

BTSのアルバム「MAP OF THESOUL:7」のタイトル曲である、「ON(オン)」。

作詞作曲にはRMを始め、シュガ、J-HOPEが参加しています。

デビューから7年が過ぎた後、アーティストとしての使命と、未来への心構えが歌詞に表れている楽曲です。

そこで、ファンの間でも話題になっている、ONの歌詞の意味や考察を紹介していきます。

「ON」MVは2つある?

BTSの楽曲「ON」には、2つのMVがあります

2020年2月21日に公開されたのが、Kinetic Manifesto Film、その後2月28日に公開されたのが、Official Music Videoです。

Kinetic Manifesto Filmとは、「タイトル曲ONのコンセプトが最も良く表されている公式プロモーションビデオ」と公式が説明しています。

BTSメンバーは、両方のMVに出演しています。

簡単に言うと、21日に公開されたのはパフォーマンスビデオで、28日に公開されたのがストーリー形式のMVといったところですね。

解説①「ON」はBTSが一番ファンに伝えたい事の集大成!

「ON」の作詞作曲には、RM、SUGA、J-HOPEが参加しています。

この曲は、「現在のBTS」を伝えるナンバーとしてリリースされました。

2020年の発売当時、リーダーのRMはVLIVEで「ON」は「全部持ってこい、僕が全部やっつけてやるから」という曲だと語っています。

まともじゃいられない世界へ
俺を止めることはできない 俺は戦士だって知ってるか
自らの足で入ってきた美しい監獄
見つけてそして共に生きよう
俺が歌っている 俺が引き受けてやる

(抜粋:ON歌詞和訳)

当初2020年に予定されていた「MAP OF THE SOULツアー」は新型コロナの影響により、残念ながら中止となっています。

しかし、その年の10月に開催されたオンラインコンサート「MAP OF THE SOUL O:NE」で、ONは、1曲目に歌われました

コンサートを開催できなかった期間のインタビューでは「ARMYの前で披露したい曲」としてメンバーの口から名前が挙がっていた曲でした。

BTSメンバーが、ファン(ARMY)に一番伝えたいメッセージが込められてた楽曲のようですね!

解説②「ON」は今までのアルバムに通じる”小さな物語”

ONが収録されているアルバム「MAP OF THESOUL:7」には、ポップな明るい歌ではなくシンプルな楽曲を中心に収録されています。

BTSメンバーはインタビューで、「大きなことよりも、あえて小さいことについて焦点をしぼって作業を進めたアルバム」と述べています。

つまり、タイトル曲「ON」はまさに「BTSの原点とこれからの展望」を表現した1曲。

「原点に戻り、自分たちの音楽を振り返る」というメッセージが込められていると、推測できますね。

BTS「ON」の女の子やストーリーを解説!

「ON」のMVは、映画を見ているようなストーリー性があり、ファンの間でも考察が話題になりましたね!

「人気SF映画のオマージュが含まれるのではないか?」という疑問についても調査しているので、真相を確かめたい人はぜひ、チェックしてください!

考察①「ON」は映画「メイズ・ランナー」のオマージュ?

ONのMVは、大ヒット米SF映画「メイズ・ランナー」のオマージュが含まれているのではないかと言われています。

オマージュとは、敬意を払って、オリジナルから影響を受けた作品を作ることです。

「メイズ・ランナー」は記憶を失い、謎の巨大な迷路に送り込まれた主人公たちが脱出しようと奮闘するSF映画です。

特に巨大な壁で作られた迷路は、映画内での主要モチーフであり、「ON」にも「メイズ・ランナー」を連想させる巨大な迷路が登場します。

「ON」のMVでは、広い草原を背景にBTSメンバーが、それぞれの物語を持って登場します。

それぞれが違う場所にいたメンバーたちは、ジョングクが吹いた音を聞き、開かれた壁の前に進み、新しい世界へ足を踏み込んでいくというストーリーです。

中でも、「メイズ・ランナー」の原作者ジェイムズ・ダシュナーが、BTSジョングクの演技を高く評価したのです!

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ジェイムズは、「ジョングクは、トーマスのようにすごい」と話し、劇中の主人公トーマスを引き合いに出して、ジョングクを絶賛していました!

特に、手を束縛されたまま壁の向こう側の自由を求めて走り続けるジョングクの演技を、高く評価していましたね。

原作者が、MV内でのBTSの演技を評価していることから、オマージュの噂は本当なのかもしれません。

考察②RMのサインは「自由の女神」?

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閉鎖されていた壁(=影)が動いて外の世界(=光)が開けたとき、RMは空に向かって強く拳をあげる
シーンがあります。

このシーンは、まさにニューヨークの「自由の女神」に似たような動作ですよね。

「自由の女神」は「自由と希望」を象徴する像で、アメリカの独立100周年を記念として、フランスから贈られた女神像として有名です。

この歴史的背景もまた、今回のBTS「ON」の歌詞の一部と深い関係があるようです。

어쩜 서울 또 New York or Paris(多分ソウル、またはニューヨークかパリ)

単なる偶然でしょうか?

それとも、ニューヨークとフランスが関係する「自由の女神」とソウルを中心に活動する「BTS」とを照らし合わせているのかもしれません。

考察③「ON」の結末は映画「ライオン・キング」のオマージュ?

そして、MVの終盤に7人全員で、高い岩の頂点を目指して上るシーンは、映画「ライオン・キング」の終盤と情景が被ります。

「ライオン・キング」の結末と言えば、世継ぎ争いの後に、プライドロックの周りに多くの動物が戻り、ライオンたちが集まって、新たな王を立て祝福するシーンが有名ですよね。

RMが閉鎖されていた壁(=影)が動いて外の世界(=光)が開けたとき、「自由の女神」のように拳を力強くあげます。

そして、7人で高い岩を上り頂点を目指す部分へと繋がる最後はやはり、「BTSの原点とこれからの展望」を示しているのではないでしょうか?

考察④MV最後の「NO MORE DREAM」と「DREAM」の意味

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そして、MVの一番最後に「NO MORE DREAM」から「DREAM」へとメッセージが浮かび上がります。

NO MORE DREAM=これ以上の夢は見ない

DREAM=夢を見ろ

この和訳も、BTSが伝えたいメッセージというのが見えてきますが、ポイントはBTSのデビュー曲「NO MORE DREAM」を見直すことです。

「NO MORE DREAM」の歌詞には、決まって「お前の夢は何だ?お前がお前の人生の主人公になれ」という歌詞が出てきます。

音楽の道を目指し歌手としての夢を模索しながら「これ以上の夢を見るな」と抑圧されていた多感な学生時代。

そして、世界的アーティストとして大成した今。

「もっと貪欲に歌手としての夢を見ろ!何のために歌手になったんだ?」

人生の主人公は自分自身というスタンスと、未来の目標へ突き進む意志を感じるメッセージに読み取れます。

BTS「ON」登場の女の子は何の意味を持つ?

BTS「ON」のMVには、テテに手を引かれて登場する女の子がいます。

「テテの妹役」という設定ですが、この女の子はARMY(ファン)を表すのでは?という見方もあります。

RMが「ONまでがチャプター1だった」とコメントを残しているように、デビューからONまでは苦難もありました。

そして、これからの未来も「BTSはARMYと一緒に活動していく」というメッセージが込められているように感じます。

また、この女の子の印象深いシーンと言えば、目隠しをしたシーンではないでしょうか?

実は、このシーンは2018年に公開されたNetflixオリジナル映画「バード・ボックス」によく似ていると言われています。

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映画「バード・ボックス」は、

  • 謎の怪現象に世界が覆われてから5年。子ども2人と共に民家にこもっていた母親が、安全地帯を求め外へと踏み出す
  • 生き残るためにできることは決して「外の闇」を見ないこと
といったシーンが特徴的です。
そして、ONのMV内では、テテが女の子の目隠しを外すシーンがあり、これはつまり「闇からの解放」を表しているのように感じられます。
苦難から飛び出して新たな世界へ進むという、BTSの意気込みが感じられますよね。

BTS「ON」の撮影場所はどこにある?

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BTS「ON」のMVの撮影場所について、紹介していきます。

今回は、完全「アメリカでの撮影だったようです。

アメリカ旅行を検討中のファンの方は、有名な観光地も含まれていますので、ぜひ、聖地巡礼をしてみてはいかがでしょうか?

BTS「ON」の撮影場所①セブルベダ・ダム(L.A)

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まず、1つ目の撮影場所はアメリカ・ロサンゼルスにある「セブルベダ・ダム」です!

このダムではONのKinetic Manifesto Filmが撮影された場所であり、元々は洪水の対応を行うために建設されたものです。

この無機質で広大なダムの風景から、自動車のコマーシャルやその他アーティストのMV撮影にも使用されています。

BTS「ON」の撮影場所②バスケスロック・ナチュラルエリアパーク

BTS「ON」MV・歌詞の意味を考察!女の子やストーリーが面白いと話題に?!まとめ

今回は、BTSのアルバム「MAP OF THESOUL:7」のタイトル曲「ON」のMVや歌詞の考察を紹介しました。

「ON」は、「原点を振り返る」という目的にフォーカスされているように感じられましたね!

また、映画「メイズ・ランナー」や「ライオンキング」といった人気映画のオマージュ?と感じられるシーンもいくつか見つかりました。

MV内に登場した、女の子はARMYを表している可能性もあり、苦難から飛び出して新たな世界へ一緒に進むという、BTSのメッセージを感じることができました。

今回の考察を参考に、ぜひあなたも、ONのMVや歌詞に隠された、BTSからのメッセージを読み解いてみてくださいね!